最近Youtubeの広告でも大いに宣伝されているオンラインレッスン「Coloso(コロソ)」。
Colosoを使ってみたいけど評判が気になる…という方向けに
実際にColosoの講義を受講してみたので感じたことを書いていきます。
Coloso(コロソ)とは?
Coloso(コロソ)は「業界トップクラスの専門家のノウハウをオンラインで学ぶ」 ことを目標に作られた
VOD型(ビデオ・オン・デマンド)オンライン 教育サービスです。「Coloso」は、スペイン語で「巨匠」という意味を持つ言葉。「各業界の巨匠を目指す。」そんな志を持つ皆様へ、業界における最高レベルの専門家たちのノウハウを オンライン講座を通じて学べる場所を提供し、各々の教育格差・ 情報格差をなくせるよう、企画・運営しております。
Coloso. はじめての方へ | Coloso. | コロソ.
Colosoとはプロの技術について学ぶ場所
「Coloso」とは韓国の成人教育コンテンツ企業「DAY1 COMPANY」の社内独立起業として設立されたオンライン教育サービスです。
2019年に韓国内でサービスを開始、2021年10月に日本でのサービスを展開しました。日本では主に絵の描き方、映像技術を学ぶ講座がメインですが韓国内では美容や投資・企業コンプライアンスなどの講座があるようです。
Colosoでのモ誰先生の講座の感想
Colosoで公開されている、モ誰先生の講義「カジュアルキャラクターを通してしっかり学ぶ基礎理論」を受けてみた内容は
ざっくり言うとこんな感じです。資料集めなどイラストを制作する前の準備段階に触れているところを深く掘り下げています。
カリキュラムの難易度は初級と出ていますが、個人的にはある程度イラスト制作に慣れた「中級・上級者」向けかと思います。
イラストレーターの講座というと作画メイキングが見れると考える人が多いと思いますが、Colosoの講座はメイキングがメインではなく基礎理論を交えて解説する講座になっています。
ただ基礎をしっかり固めておくとイラストを制作で応用が利くので、こういった講座はありがたいと感じました。
Colosoのメリット
・世界的かつ第一線で活躍しているプロのアーティスト講師の授業を受けられる
Colosoの最大のメリットは世界的に活躍しているプロのアーティストから受講を受けられることです。
Twitterフォロワー数110万人超えの超人気イラストレーター・モ誰先生、美術解剖学教員の加藤公太先生、「ソッカの美術解剖学ノート」の著者で知られているソク・ジョンヒョン先生という第一線で活躍しているクリエイターがColosoで講義を配信しています。
ソッカの美術解剖学ノートとは、韓国のイラストレーターのソク・ジョンヒョン氏が9年の歳月をかけて作り上げた美術解剖学の集大成と言える書籍で、解剖学的な人体の構成や動作をしたときの筋肉の動きや図解を漫画形式で説明されているので読みながら楽しめる工夫が凝らしてあります。
イラストだけでなく人体の3Dモデリングの参考にもなるので、多くのユーザーが愛読しているようです。
・Colosoにいる先生
Colosoにはどんな先生がいるの?日本人の先生は?
という人のために現在Colosoで授業を公開しているイラストレーターさんを紹介します。
韓国人講師は
- モ誰先生
- チャン先生
- Rinotuna先生(パク・リノ)
- キム・ラッキ先生
- ソク・ジョンヒョン先生など
日本人講師は
- タカ氏先生
- ユウマ先生
- Neg先生
- ne-on先生
- さとま先生など
その他海外の講師
- Guweiz先生(現在予約中)
- Alice Vu先生など
・講義動画の視聴は買い切りで無制限
人気イラストレーターから講義を学ぶ、ということはすごく貴重な機会です。
講義内容も20時間もあり、一度購入すれば何度でも見返すことができるというのは良いと思いました。
・講義がプロフェッショナル向け
実際にプロで活躍されているクリエイターさんから講義を受けるので、
講義内容に「初級」とある講座でも、本場に近い専門的な内容の講義になります。
イラストの講義の場合、美術の商業性と芸術性の違い、空間と透視図法などの基礎理論から理論的な知識を身に着けることができます。
・韓国クリエイターの講義は日本語字幕が付く
Colosoは韓国が本社なので、韓国在住のアーティストさんが多数いらっしゃいます。
その講義内容は全編日本語字幕が付くので、日本人でも講義が受けやすくなっています。
Colosoのデメリット(惜しい点)
Colosoを利用して、いくつか気になる点を。
・日本語吹替がない
Colosoは日本語字幕はありますが、日本語吹き替えがありません。
吹き替えが聞きたい!という人にはちょっと抵抗があるかも。
またこの字幕の翻訳機能は万全ではなく、ときどき翻訳されても「どういう意味?」という表現になっていて、分からなかったところをリピートしてもう一度見直すことがありました。
また文章で講義の説明を読むため、一旦動画を停止して説明文を読むということもあります。
講義に集中したいときに字幕の内容がわからないと、集中力が切れがちになるのでそこが気になるところです。
【追記】日本語吹き替え版の講座が受講可能になりました。
日本語はAIが自動翻訳して吹き替えをするようです。2024年4月の時点ではモ誰先生の講座の吹き替え版のみのようですが、今後日本語吹き替え講座がどんどん増えていくでしょう。
※「字幕版」と「AI吹き替え版」の2種類の講座になっているので、過去にモ誰先生の講座を購入した方の場合はそれがAI吹き替え版に「アップデート」はしないようです。
吹き替え版を視聴したい場合は吹き替え版を購入しなければならないようです。
・買い切りで払う分、受講料が高く感じてしまう
料金はほとんどの講義で1講義20,000円に近い価格で設定されています。
(定期的にクーポンを発行してくれているのでそれを使えば2,000円~3,000円ほどお安くなります)
費用と満足度は個人によって異なるので評価が難しいですが、一度の初期費用で20,000円近く支払うというのは抵抗を感じる人は多いと思います。
ただ一回で支払うお金は割高ですが、買い切りなので一度料金を支払えば視聴は無制限で見ることができます。(オンラインレッスンの講義はサイトによっては、月額支払になると12か月プランで全額約10万円かかるところもあります。)
ちゃんと利用して上達できればコスパは良いとは思います。
・再生には専用プレイヤーが必要
PCでの視聴の場合、Colosoの講座の視聴はKollusPlayerという専用プレイヤーが必須です。サイトからダウンロードする必要があり、少し準備がかかります。
ただこの再生プレイヤーは不具合もチラチラあるとのことです。
Coloso見るためのKollusPlayerを入れるとYoutubeが見れなくなるという訳がわからない不具合が出る!
— ニャタBE (@emokakimasu) May 14, 2022
問い合わせたけど何ともなんないだろうなこれ・・・
・講義内容のスクリーンショット・録画は不可
専用プレイヤーで再生するため、講義内容をスクリーンショットや録画で記録することはできません。
講義内容が外に漏れないための措置のためのようです。
なので講義内容は字幕表示で一時停止して、自分でメモやノートでまとめる必要があります。
・積極的に学ぼうとする人が向いている
Colosoは完全自習型の講座なので、学習スケジュールや宿題などはありません。
中には講座の作業画面と解説をそのまま収録するスタイルをとってたりします。
なので自分から学ぼうとするモチベーションがないとおなざりになることがありそうなので、そういう人はColosoはとっつきづらいかなと思いました。
・他のColosoサイトでアカウントを連携できない
Colosoは他にも韓国版のColoso、英語圏版のColoso Globalというサイトが運営されています。
Coloso.jpでアカウントを持っていると他のColosoサイトにもログインできるのではと思い調べてみましたら、韓国版Colosoは韓国在住の携帯電話番号で登録する必要があると韓国版公式ページのF&Qで載ってるので日本版アカウントでColosoサイトの連携はできないようです。
Coloso Globalや韓国版でしかカリキュラムを公開していないものも多いので、日本版にも来てほしいなと思っています。
ColosoのF&Q
・Colosoの視聴方法は?
Colosoの視聴方法はPC、スマホ、タブレットから可能です。
ブラウザからでも視聴可能ですが、スマホ・タブレットからだとアプリが配信されていますのでこちらからだとKollusPlayerをダウンロードしなくてもアプリだけで視聴可能です。
Coloso JP
Fastcampus Language Corp無料posted withアプリーチ
・メールは韓国語じゃないとダメ?
Colosoにメールで問い合わせをする場合は「Coloso.jp」サイトなら日本のColosoなので、日本語でも大丈夫です。筆者もいくつか問い合わせフォームからメールを送った時ちゃんと日本語で返ってきました。
・返金・キャンセルは受け付けてる?
Colosoは購入後の返金とキャンセルは一切受け付けていません。間違って購入した、講座が合わなかったのでキャンセルしたい、と言っても返金・キャンセルは出来ませんのでそのようなことがないようにしましょう。
・再生デバイスの制限とは?
Colosoはログインするとデバイスが認証され、1アカウントにつき3つのデバイスでの再生ができます。
Colosoにログインしたら自動的に登録されて、ユーザー側では認証解除はできないようです。
自分で解除できないので、スマートフォンやPCなどを機種変更したらその都度認証が増えてログインできなくなってしまいます。
もし、機種変更などで認証したデバイスが増えてしまって認証エラーがでたら公式に問い合わせすれば解除してくれますのでその旨を伝えましょう。
家族や友人とのシェアは禁止されているのでもし違反が見つかったら受講が禁止され法的な責任を問われる可能性がありますので規約は守って視聴しましょう。
Coloso受講生の口コミ
Colosoを実際に受講した方の口コミもありました
colosoのモ誰さんの講座見終わりました!途中理科の授業みたいになってびっくりしたり、〇〇しろと言われている物がどうして必要なのか言葉で教えてくれ、基礎が思ってたよりずっと多かったのを知ってものすごく勉強になりました。 pic.twitter.com/5ScDAI3zdg
— ノワワ (@nonowawawa) September 23, 2022
Colosoのモ誰さんの講座で明暗の変化をCosを使って説明してたけど、Cosは長さについても使えるんじゃないのというメモ
— サワタリカズマ (@KazumaSawatari) January 24, 2023
たとえば、真後ろから見たとき肩幅の長さが1とすると、30度横を向くとCos30=0.86。60°横を向くとCos60=0.5になる
これ結構使えそうじゃない? pic.twitter.com/S6Z76UlBw9
お久しぶりです!!
— あいぱ/Aipa🐧有償依頼募集中 (@ipads280) January 4, 2023
Colosoでモ誰先生の講座を受けて講座内のイラスト描きました!!!
めっちゃためになったので僕みたいに基礎分からないまま感覚で描いてる人にはオススメです!!!!! pic.twitter.com/qcvpo9jvms
SNSの評判は、「値段は高めだけど、講義内容が充実していてコスパ良し!」という意見が多い印象でした。
Colosoのシステムの不具合はチラチラ見かけますが内容に不満を感じる人は少ない感じです。
Colosoはこんなひとにおすすめ
- プロを目指している人
- 自主勉強が好きな人
- 韓国・海外プロクリエイターさんの技術を学びたい人
- お金に余裕がある人
- 自己流に限界を感じた人
逆にColosoをお勧めできない人は
- 趣味で覚えたい人
- 韓国語・日本語以外に抵抗がある人
- 受動的な人
- お金に余裕がない人
2023年現在、Coloso日本版はイラスト以外にも漫画・映像・音楽制作、WEBデザイン、プログラミング、料理(スイーツ)、アイメイクとカテゴリーも増えてきています。講師陣のレベルはどの講座も高いので、興味があったら見てみてはいかがでしょうか。
Colosoのレベルが高いと思ったらCLASS101、Udemyというのもある
Colosoがどうしてもレベルが高くて受けられない…、初心者だから易しい講座が見たいという人向けには「Udemy」という講座サイトもあります。
Udemyはデザインソフトなどのソフトウェアのレッスンを中心に講座を配信しているので、基本のソフトウェアから学べるのはデザインなどを始めたばかりの人に入りやすいといえます。
また料金もセール中なら講座にもよりますが1講座2,000円とお安い価格で購入できます。
また、CLASS101という講座サイトもあります。
こちらは4500個の講座が年額19,400円で無制限で受けられることと、講座の質も悪くありません。
CLASS101についても調べましたのでこちらをどうぞ。
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